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名演2018年3月例会 テアトル・エコー公演

もやしの唄

作・演出/小川未玲

ほら、聞こえるだろう。もやしが育っている音だよ。
水を吸って、ひしめき合いながら大きくなっていく音が、 こんなふうに聞こえるんだ。

テアトル・エコー稽古場日誌 http://blog.livedoor.jp/otetsuki/

3月15日(木)7時
   16日(金)1時30分
       6時30分 
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
地図

上演時間2時間5分
(途中休憩はありません)

もやしの唄表 もやしの唄裏
あらすじ・みどころ
Youtube テアトルエコー:「もやしの唄」舞台ダイジェスト
キャスト・スタッフ
関連サイトリンク
会費 月額一般  2700円 29歳以下 2000円  
   高校生以下 1300円
入会金  一般  3000円 29歳以下 2300円    
     高校生以下 1600円
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    「明治は遠くなりにけり」という言葉も死語に近く感じられるが、「昭和の時代」はあえて言えば、「ついこの間あった昔」と言えないだろうか?
     1960年代、高度成長期真っ只中、慌ただしく時が流れ、日本の生活習慣が大きく変化した時代である。「もやしの唄」はそんな時代に、サザエさん的家庭がユーモラスに描かれている。
     
     舞台は、1960年代中頃の町の片間にある小さなもやし製造工場『泉商店』。古い小さな日本家屋の泉家。茶の間には、ちゃぶ台などささやかな家財道具と仏壇がある。中庭に、もやしの製造場である室(むろ)があり、もやし制作に欠かせない井戸が設置されている。もやしの唄舞台写真1
     泉家に、一週間前に、家出同然状態の村松が入社してきて、変化が生じる。主人公の恵五郎は、数年前に愛妻を亡くし、一人で息子を育てている。妹の十子は婚約者がいて、嫁入り道具に「カラーテレビ、電気洗濯機、冷凍冷蔵庫」が必要とわめいている。
     恵五郎は、(もやしの室は気温30℃、湿度80%に保つ必要があり、水遣りは6時間おきに必要で、一回の水遣りに2時間はかかる)を律儀に守り続けていて、村松も見習う。村松はまるでもやしのようにひ弱な青年。近所のラーメン屋の高野九里子は恵五郎を心配して何かと泉家の手伝いをしている。

     弟の一彦は兄の手前早く就職して安心させたいと思ってはいるが中々就職も決まらない。以前働いていた近藤喜助はもやしつくりが大好き。今日も鉄道唱歌を大声で歌いながらやってくる。買い物が楽しいと言う十子に対し喜助は売ってるものしか買えないから楽しくない。もやしを見ているときが一番楽しいと言う。

     村松はいつまでたっても一人前にはなれそうもない。村松という名前も恵五郎には覚えてもらえず、いちいち張り出した紙を見て確認されながら呼ばれている。そんな村松ではあるが泉商店の窮状を見かねて技術革新の激しい現代に生き残るためにはと機械化の話しを勧めるときはまるで別人のようにてきぱきとしている。なにやら理由がありそうである。

     もやしづくりがハード過ぎて眠る時間の確保が難しくなっている恵五郎は、いつも睡眠不足で、見合いの席でも寝てしまうし、また村松は、室の中で酸欠状態になってしまうこともあった。
     しかし、そんな二人が、「もやしの唄」を夜中に聞くことに…「ほら、聞こえるだろう、もやしが育っている音だよ。水を吸ってひしめきあいながら育っている音が…」と恵五郎が語る。
     恵五郎の伝統を大切にする考え方に、だんだん傾倒する村松。時代に流されるのがすべてではないと悟る。
     終盤に、村松の正体が明らかになるが、その正体とは…
     
     作・演出の小川未玲は「せりふの時代」に4作品の戯曲が掲載され、全国各地の劇団に作品が上演されている人気の女流劇作家。井上ひさし氏の秘書を務めた経歴を持ち全幅の信頼をおかれていました。もやし屋を営んでいた父の実家をモデルにしていて、喜劇の劇団テアトル・エコーとのコラボレーションが期待される作品です。

    『もやしの唄』への思い


    ・ 他人を一個の確固たる人格の持ち主として、尊敬し、愛すること。
    ・ もやしはモノではなく、人と同じ命を持つ、生き物であること。そして、もやしを愛すること、もやしは歌をうたうのだ。
    ・ 一人一人が、自らの手作りで、モノを作り、子どもに与えることの大切さ。
    ・ 現代は、一人一人が将棋の「駒」のように、その意思を無視されて扱われること。そして、そう生きることのむなしさ。
    ・ 心の中では、死者も生き返り、幸せを得ることができること。
    ・ つらい過去が忘れられなくて、おかしくなった人も、そのまま受け入れるべきだ。


     単にノスタルジックに昔は良かった式の描き方ではなくて、濃密な人間関係の中で、逆に濃密であるが故に、寂しかったり、すねたり、傷ついたり、またあえて、人を傷つけたりする姿も、リアルにかつ丁寧に描かれている。本当に細やかで巧みな描写がなされている。ユーモラスな場面が、さりげなくちりばめられていて、笑いをとり、観客をなごませてくれるだろう。  

    もやしの唄舞台写真2

    『もやしの唄』初演アンケートより

    ●  しみじみとした優しさと笑いが心に残る良い芝居だった。

    ●  昭和30年代の古き良き時代の情景を垣間見た気持ちでとても懐かしく感じた。

    ●  今日はもやしを買って帰ろう!何度もかみしめて味わいたいと思います。

    ●  日本の生活が変化する様子が上手く描かれていた。ストーリーや演出、俳優の演出もリアリティがあって、共感できる芝居だった。また観たい!

    ●  涙と笑いと色んな要素をたくさん含んで、本当に充実した楽しい感動をもらいました。

    ●  一つのことをじっくりと取り上げて大変よい物語に仕上げています。見事です!

    ●  近代化について考えさせられる深い作品でした。台詞のやり取りに味があり感動しました。

    ●  映画「ALLWAYS三丁目の夕日」のように昭和のノスタルジックな世界を堪能できた。

    もやしの唄舞台写真3
Youtube テアトルエコー:「もやしの唄」舞台ダイジェスト  -

キャスト

泉恵五郎 根本 泰彦
泉 十子 吉川亜紀子
泉 一彦 松澤 太陽
佐々木とみ 田辺 静恵
泉 静子
樋口八重
高野九里子 小泉 聡美
村松幸雄 川本 克彦
近藤喜助 後藤  敦

スタッフ

作・演出 小川 未玲
音 楽 上田  亨
装 置 大田  創
照 明 藤田 隆広
音 響 岩本 道雄
衣 裳 伊藤 早苗
ヘアメイク

馮 啓孝
アトリエレオパード

歌唱指導 斎藤 聖子
演出助手 早川 諄
舞台監督 金子 武男
制 作 白川 浩司
イラスト 花岡 道子
宣伝美術 市川きよあき事務所


関連サイト

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テアトル・エコーウェブサイト http://www.t-echo.co.jp/
『もやしの唄』解説 http://www.t-echo.co.jp/wp/?p=5471

テアトル・エコー稽古場日誌 http://blog.livedoor.jp/otetsuki/
テアトル・エコーFacebook https://www.facebook.com/theatre.echo/

小川未玲さんウェブサイト 小川姉妹のさらさら行くよ http://ogawa-shimai.com/index.html

松澤太陽さんTwitter https://twitter.com/taiyoda
小泉聡美さんTwitter https://twitter.com/tanushippo

上田亨さんウェブサイト http://uedastudio.com/


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最終更新日 2018/02/20