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名演2016年1月例会 劇団前進座公演 

   夢千代日記
原作/早坂 暁 台本/志村智雄 演出/志村智雄 橋本英治

王女メディア

2月1日(月)6時30分
   2日(火)1時30分
   2日(火)6時30分      

日本特殊陶業市民会館ビレッホール(名古屋市民会館中ホール)
地図

上演時間2時間50分
(途中休憩15分を含む)

みどころ
あらすじ
キャスト・スタッフ
関連サイトリンク
会費 月額一般 2700円 29歳以下 2000円  
   高校生以下 1300円
入会金  一般  3000円 29歳以下 2300円    
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。  くわしい名演の入会方法はこちら
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  『夢千代日記』は時代に翻弄されながらも様々な出会いの中で賢明に生きていく庶民の物語です

 舞台は昭和57年夏から翌年の春。山陰のとある田舎の温泉町。やっと中国残留孤児の調査が始まった時のこと。
 主人公の夢千代37才が営む芸者置屋「はる家」での出来事です。(唐突ながら、この芝居は、夢千代のパートナーになりえなかった記憶喪失者のマコトの自分探しが貫流しています。あたかも舞台の進行役のように。)
 それぞれに事情のある女性が身を寄せる「はる家」。芸者志願の親をなくした貧農の娘。出産直後に捨てられた赤ん坊を自分の娘として育てることを生きがいとする女。そして、満州からの引き上げの過去をかくす賄い婦など。誰も彼等を深く詮索する者はない。そこに、気のやさしい正義感あふれるお医者さんや、にくめない「田舎」の刑事が登場し。もの哀しい世界の中にも、人間の心根の暖かさとちょっぴりユーモアを垣間見せて話は進みます。
 
 今回の新春例会は、前進座恒例の京都南座での公演後、名古屋へ入ることもあり、いつも以上に三味線・踊り・旅回り一座など、主演の今村文美さんをはじめ、女優陣が華やかな女優パワーを存分に発揮することは請け合いです。
 さて、舞台に展開する夢千代の人生を世間の人は「薄幸」と言うのでしょうか。8月6日広島での原子爆弾の投下直後、救護所で胎内被爆者として出生した夢千代、それゆえ生涯原爆をひきずって生きることになった人生は「悪夢」なのでしょうか。
 うらぶれた温泉町で、芯は強いが健気に生きる女が、病気をかくすように控えめに生きる日々。亡き母が作ってくれた縁で、幼児の時被爆したヤクザの力を借りて、被爆手帳の取得に必要な証人に会うため広島へ出向く場面は圧巻で、胸を打ちます。そこで彼女は、あらためて原爆のむごさ、人間をモルモットにしたアメリカ合衆国の罪深さ、非道さを知り、被爆体験をかくすことから、一歩前へ出る自分に変わっていきます。

  それを大仰に教科書的に申せば、歴史的事実や事の本質に向き合い、主体性を確立していく夢千代ですが、なぜか『夢千代日記』の舞台は、物語にひそむテーマの重み・苦しさとは無縁に、「せつなさ」ばかりが私(たち)を包み込んできます。それは、飛躍すれば、ずいぶん前に例会で観た前進座の『さぶ』と重なるからでしょうか。
 今から新春例会・前進座の『夢千代日記』をワクワクしながら待っているところです

 

 (あらすじ)  
 山陰の山あい、余部鉄橋を越えたあたりの、忘れられたような町・湯の里温泉。
 《はる家》はその町の小さな置屋である。そこには、芸者の菊奴や金魚、賄いのスミといった、哀しい過去や心に傷を負った女たちが肩を寄せ合うように暮らしていた。亡き母の跡を継いだ《はる家》の女将・夢千代は、いつも自分のことより周りのことを気遣いながら生きてきたのだが、その身体は病に蝕まれていた。
 その《はる家》に見知らぬ男が迷い込んで来た。彼は、まったく記憶を失っていたのである。そして何時しか、過去を捨て夢千代のいるこの町で暮らすことを望むようになる。そんな折り、神戸から、山陰に進出しようとするヤクザの沼田らが入って来る。ところが、沼田はあの広島のピカの日に、夢千代の母に助けられていた……。もう少し広島での母のことを知りたい。そして自分の過去から逃げてはいけないと夢千代は思うのであった。
 一方、見知らぬ男の過去とは…


キャスト

夢千代(永井左千子) 今村 文美
菊奴(はる家の芸者) 西川かずこ
金魚(はる家の芸者) 北澤知奈美
雀(はる家の芸者) 黒河内雅子
時子(小夢)(はる家の芸者) 有田 佳代
アコ 今井 鞠子
杉岡スミ(はる家の賄い) いまむらいづみ
アサ子(喫茶白兎の従業員)/すみれ/芸者 江林 智施
木原医師(湯の里の町医者) 志村 智雄
藤森刑事(湯の里警察署の刑事課長) 津田 恵一
マコト(記憶喪失の男) 渡会 元之
沼田(山陽会のヤクザ) 武井  茂
黒ダブル(沼田の手下)/春川若 寺田 昌樹
赤シャツ(沼田の手下)/劇団員 松浦海之介
王永春(中国残留孤児)/権太 早瀬栄之丞
田中加津子(厚生省職員)/劇団員/芸者 平澤  愛
浅田玲子(マコトの妻)/林看護婦/芸者 小林 祥子
渡部玉子(夢千代の母の親友)/芸者 田中世津子
春川五十鈴(春川菊之助一座の副座長)/芸者 前園 恵子
春川団次郎(春川菊之助一座の役者) 生島喜五郎

スタッフ

原 作 早坂  暁
台 本 志村 智雄
演 出 志村 智雄
橋本 英治
装 置 石井 強司
照 明 森脇 清治
音 楽 笠松 泰洋
効 果 川名 あき
衣 裳 太田 雅公
振 付 吾妻 寛穂


関連サイト

管理人の責任でリンクしています、不都合がありましたらご連絡いただければ幸いです。

劇団前進座ウェブサイト http://www.zenshinza.com/

『夢千代日記』紹介ページ http://www.zenshinza.com/stage_guide3/2016minamiza_yume/index.html

劇団前進座ブログ http://koendayori.blog111.fc2.com/

劇団前進座公式Twitter  https://mobile.twitter.com/zenshinza

今村文美さんブログ 文美の日記 http://ameblo.jp/ayami-nikki/


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最終更新日 2016/01/14
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