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名演2014年5月例会 劇団東演公演 

   ハムレット
作/ウィリアム・シェイクスピア 翻訳/外塚由利子 佐藤史郎 
翻案・演出・美術/ワレリー・ベリャコーヴィッチ

ハムレット

5月19日(月)6時30分
   20日(火)6時30分
   21日(水)1時30分

日本特殊陶業市民会館ビレッホール(名古屋市民会館中ホール)
地図

上演時間3時間
(途中休憩15分を含む)

みどころ
東京公演観てきました
『ハムレット』に期待する。
NEW!
キャスト・スタッフ
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会費 月額一般 2700円 29歳以下 2000円  
   高校生以下 1300円
入会金  一般  3000円 29歳以下 2300円    
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。  くわしい名演の入会方法はこちら
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この世の関節が外れてしまったのだ。どうやって治せというのだ。

 今年はシェイクスピア生誕450年、ちまたの演劇界はシェイクスピアブーム。その中でも『ハムレット』はシェイクスピアの作品の中の、最も代表的な作品といってもいいでしょう。。しかし意外に生の舞台を観たことがある人は少ないかもしれません。
 名演5月例会はその『ハムレット』実に24年ぶりの上演です。ここでクイズを一つシェイクスピアの四大悲劇の共通点は何でしょう?『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』と並べれば答えは簡単、いずれも主人公が劇の題名になっています。言い換えれば劇の主題が明快でわかりやすいこと。『ハムレット』は叔父が父殺しの犯人と知った青年が、艱難辛苦の末、仇を討つ物語。わかりやすいこと、このうえもありません。 
 それを、ロシアの演出家ベリャコーヴィッチと東演が、光と音を駆使し、斬新な躍動感あふれる舞台を創りあげました。芝居を初めて観る人でも感動して引き込まれること間違いなし、ぜひ多くの人をお誘いください。

 今回の舞台は、今までの常識を遥かに超えるスペクタクルとしての迫力、舞台狭しと疾走する俳優たち、闇と光と音楽、シンプルな物語、そして何と言っても新に『ハムレット』役者、南保大樹の登場です。演出家ベリャコーヴィッチの手で魔法のように生み出され、花開いたハムレット。閉塞感あふれる現代に風穴を開けようと力一杯挑み、2011 年3月の初演で見事に新しい可能性を見出しました。

あらすじ》 

 デンマークの王子ハムレットは、父が急死したのち、叔父のクローディアスが母のガートルートと結婚し王となった事態に深い疑惑を感じていた。そこに父の亡霊が現れ、叔父に毒殺されたことを語り、復讐を誓わせる。ハムレットは思い悩みながら、周りの目をあざむくため狂人を装い、オフィーリアとの恋も断ち切り、復讐の機会を待つ。

 叔父の奸計により、イギリスへ送られ殺されそうになったハムレットは、逆にその機会をとらえデンマークへ再上陸、仇を倒すが自らも、剣先に塗られた毒のため命を落とす。


東京公演観てきました!

 3月9日、下北沢にある本多劇場にて、東演による『ハムレット』を観劇した。東京公演の千秋楽ということもあってか、開場を前にして多くの人が列をなして待つ賑わいで、当日券もキャンセル待ちという状況であった。満員の客席で、人がひしめき合い期待が高まる中で幕が開ける。

 場内が暗闇に包まれる。舞台に濃いブルーの照明が差し込み、天井からぶら下がった10数本の円柱が姿を見せる。それと共に地響きのような音が空間に鳴り渡る。その音楽に合わせて群集が舞台奥より続々と現れる。白と黒を基調にした衣装を身につけた登場人物たちは、柱と柱の間を縫いながら闊歩していく。太い柱たちは城を連想させたり、これから立ちはだかる様々な障壁のようにも見えた。

 闇の中から獲物を狙う動物たちの眼のように交錯する視線たち。飛び交うセリフは鞘から抜かれた刃のように光を放つ。雷鳴のような音響がとどろく中、眩しいばかりの照明から生まれる光と影。各キャラクターを際立たせる白と黒のシンプルな衣装。息つく暇もなく、ハムレットを基軸にして全身全霊の勝負が舞台で繰り広げられていく・・・。

 約3時間の公演は熱狂の内に終わりを告げた。役者たちに鳴り止まぬカーテンコールの拍手が送られる。演じ手たちは皆、充実した表情を見せていた。

 演劇は、人と人が火花を散らし、火薬庫のように危険をはらんだ代物だと言わんばかりのエネルギーが炸裂していた。観劇という非日常の体験が人の心を捉えて離さない魅力が、この舞台にはあった。演劇をもっと好きになる絶好の機会を見逃さない手はないだろう。(Eurekaサークル M・F)


『ハムレット』をより楽しむために 映画と本の紹介

 例会までの間にいろいろな「ハムレット」に触れてみませんか。

<お薦めDVD>
 ・ローレンス・オリヴィエ主演 1949 年←優柔不断な男の物語
 ・メル・ギブソン主演 1990 年←エディプス・コンプレックスのハムレット
 ・ケネス・ブラナー主演 1996 年←豪華絢爛、原作を忠実に映像化。4 時間。
 ・イーサン・ホーク主演 2000 年←現代を舞台に、ハムレットの不安定さは資本主義社会に生きる現代人に通じる。
                 

<お薦め書籍>
 河合祥一郎 謎解き『ハムレット』ー名作のあかし(三陸書房)
 果たしてハムレットは優柔不断なのか、なぜ復讐を遅らせるのか、
 ハムレットの狂気とは?等々、面白いですよ。必読の価値あり!   


ベリャコーヴィッチ演出の『ハムレット』に期待する NEW

 いかり肩で背が高く、たけだけしい独特の風貌をしたハムレット。怒りのこぶしと、強い声で悪を糾弾する『ハムレット』が日本に上陸したのは、1990年だった。ベリャコーヴィッチ率いるユーゴザーパド劇場は、当時、ソ連崩壊前の民主化運動がたかまるなか、「闇のハムレット」としてヨーロッパで絶賛され、日本でも瞠目をあつめた。
 それから24年。ベリャコーヴィッチ氏の演出で劇団東演が『ハムレット』を演じる。こんどのハムレット役者のマスクは甘く、ロミオかと見まごうほどだ。しかし、行動する怒りのハムレットの基本は変わっていない。
 
 シェイクスピアの四大悲劇(『ハムレット』、『オセロ』、『リア王』、『マクベス』)のうち、最初に書かれたのが『ハムレット』である。
 青春期特有の憂鬱や、真実を希求する意思と逡巡が、色濃くハムレットに反映されているがゆえに、四大悲劇のなかで、悩める若者にもっとも愛されてきた作品といえる。
 しかし、ハムレットには、この悩み迷い、苦しむ詩的哲学的性格とあわせて、決断し、行動する激情の性格がある。
 ベリャコーヴィッチ演出は、行動的性格を強化するために、戯曲の構成を変えた。たとえば、Tobe ,or not to be.(生か死か)
 これは原作では、ハムレットが叔父の悪事をあばくために旅役者の芝居を利用する決断のあとにおかれていた。
 生か死か、その逡巡が、オフィーリアの前で狂気をよそおわせ、尼寺へ行けという台詞となってあらわれていた。それ以後のハムレットの行動も、この迷いに彩られていた印象がある。
 これがベリャコーヴィッチ演出では、物語の終末に近い、レアティーズとの決闘の直前におきかえられた。それによって、訳も「留まるのか、消えるのか」となり、迷う心が決闘に限定された感がある。 

 シェイクスピアの時代、舞台には背景も大道具もなく、状況の説明にも、台詞がもちいられた。観客は、ことばによって想像力をはたらかせた。噴出する過剰なことばは、対象から距離をおくシェイクスピアの知性に統御されてここちよく、韻や修辞は熟成された美酒のようだ。

 しかし、演劇はつねに時代とともに生きる。エリザベス王朝時代の、シェイクスピアの台詞がそのまま演じられることはなくなり、過剰なことばと感じられる部分は削られ、他の手法に置換される。その方法こそが、演出家の意図であり、腕のみせどころだ。

 闇と光の交錯、ロシア語と日本語の共演、躍動感あふれる音楽と人の動き。今回のプロモーションビデオで垣間見たハムレットとレアティーズの決闘は、現代舞踏のような華麗さだ。
 昔、若々しく力強くデヴューしたベリャコーヴィッチ氏の『ハムレット』は、円熟した異世界となったようだ。その偉大な全貌が観られるのを楽しみに待ちたい。(アメジストサークル N・O)


出 演

クローディアス 能登  剛
ハムレット 南保 大樹
ポローニアス 豊泉由樹緒
ホレイショー 橘 憲一郎
レアティーズ M・ドラチェーニン
ユーゴザパト劇場
ローゼンクランツ/フォーティンブラス 清川 佑介
ギルデンスターン S・メドベージェフ
(スタニスラフスキー劇場)
マーセラス/牧師/旅の一座 奥山  浩
バーナードー/旅の一座 歌野 貴仁
フランシスコー/旅の一座 飯田  光
劇中の王妃/旅の一座 腰越 夏水
墓堀/劇中の国王 内田 龍磨
Pカンパニー
墓堀/旅の一座 星野 真広
ガートルード 早野ゆかり
俳優座
オフィーリア 古田美奈子
亡霊/旅の一座 村上  博
俳優座
女官 岸並万里子
女官 小川由樹枝
女官 大川 綾香
オズリック/旅の一座 原野 寛之

スタッフ

W・ シェイクスピア
翻訳 外塚由利子
佐藤 史郎
翻案・演出・美術 V・ベリャコーヴィッチ
照 明 鵜飼  守
音 響 A・ロプホフ
衣 裳 A・プーシキン
舞台監督 井川  学
相川  聡
宣伝美術 コガワ・ミチヒロ
コーディネイト 佐藤 史郎
制 作 横川  功
          


関連サイト

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劇団東演 http://www.t-toen.com/

劇団東演 Actorユs Message Blog http://toen-actorsd.jugem.jp/
「ハムレット」解説 http://www.t-toen.com/hamlet/hamlet_top.htm
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小川由樹枝さんTwitter  https://twitter.com/YUKI__CHON
大川綾香さんTwitter  https://twitter.com/oh_ayaka
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南保大樹インタビュー(鳴門市民劇場)
http://www.nsg1998.org/stage/2013/1307hamlet/interview.html

ワレリー・ベリャコーヴィッチの独演 youtube

http://youtu.be/rk39ILsNe2U


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最終更新日 2014/05/15
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