名演ウェブ
トップこれからの上演作品>あなまどい


名演2014年3月例会 劇団前進座公演 

   あなまどい
原作=乙川優三郎(講談社文庫「屋烏」所収「穴惑い」より)
脚本=金子義広 演出=橋本英治

あなまどい

3月13日(木)6時30分
   14日(金)1時30分
   14日(金)6時30分

日本特殊陶業市民会館ビレッホール(名古屋市民会館中ホール)
地図

上演時間
2時間45分予定
(途中休憩15分を含む)

あらすじ
みどころ
キャスト・スタッフ
関連サイトリンク
会費 月額一般 2600円 29歳以下 2000円  
   高校生以下 1300円
入会金  一般  2900円 29歳以下 2300円    
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。  くわしい名演の入会方法はこちら
 日程申込フォームはこちら(会員専用)


 今や時代小説愛好家の多くの心をつかみ、時代小説家の鬼才といわれる乙川優三郎初の舞台化作品。乙川優三郎の描く作品は、主人公が武士であれ苦界に堕ちた女性であれ、逆境の中で苦悩しながらも、決して生きることを諦めず前を向いて自らの道を歩む、名もなき人々の生き様を描きます。  
 『あなまどい』は、武家社会のしきたりのため、34年の歳月を仇討ちに費やした男の、旅路 の果てに辿り着いた胸中を描き、しみじみと胸を打つ希望の物語です。    
 笑いあり、感動あり、観た後、手を繋いで歩きたい、涙が止まらない気持ちにさせられると思います。    
 舞台は江戸時代ですが、主人公・関蔵や彼を取り巻く人々の姿に、会社勤め、役所勤めの辛さや厳しさが垣間見えるように、現代的テ ーマが盛り込まれた物語です。仕事に人生を奉げてきた何十年かの 意味を振り返るとき、その後の人生をいかに生きるか…。主人公の選択は私たちに熱いエールを送ることでしょう。

あらすじ

「足軽は往来で上士と出会えば平伏しなければならない」という藩の仕来たりが枷となり、足軽・寺田金吾は、徒士頭である上遠野久作を切り捨て、脱藩した。父・久 作の仇討を決意した若き日の関蔵は嫁いで間もない女房・喜代を残し、後を追う。それから三十四年。 ようやく念願を果たした関蔵は懐かしい我が家に帰還する…。


大事な人と一緒に。でなければ、そんな相手のことを思いながら、観てください。 
  今度の例会はぜひぜひ、夫婦で見てください。または大事な人と。でなければ、そんな相手のことを思いながら。3月例会の前進座公演『あなまどい』はそんな芝居です。
 武士社会のしきたりに弄ばれて、人生を狂わされた 人々の苦しみと、そんな中でも途切れなかった夫婦の 繋がりを描いています。すべてを成し遂げて新たな生活に旅立つ二人のすがすが しさ。素敵な幕切れです。 残された人生をこんな風に生きていけたらいいなと思います。でも、そこに至るまでは大変な物語なのです。

 発端は、雨宿りをしている 徒士頭の上遠野久作、関蔵親子の前を病気の女房お吉を背負い、医者の元へと急ぐ足軽の寺田金吾が通りかかります。 謹厳実直な久作は「下士は往来で上士と出会ったら平伏しなくては ならない」という藩のしきたり通り平伏を求めます。雨に打たれたお吉は死に、怒った金吾は久作を斬って逐電します。雨など降らず、出会いもしなければ起こらなかった事件です。    
 関蔵は仇討ちに出なくてはならなくなります。藩の許しを得て、 新妻の喜代と離れ、屋敷や家禄などを叔父に預けて。しかし、叔父一家はしばらくして喜代への援助をやめてしまいます。喜代は庭を畑にし、なんとか生きていきます。

 仇討ちとは悲惨なもので、 相手を殺すまでは家には帰ることはできません。ひたすら仇を追い続け、食べるものも、 その日寝るところも自分で確保しなくてはなりません。もちろん金 などなく、うまく仇に巡り会えても返り討ちに合うかもしれませ ん。一年で帰れるか、生涯帰れないかわかりません。逃げる方もいつ命を奪われるか怯えながら生きていかなければならないのです。 関蔵は何を思い、何を支えに生きていたのでしょう。 家を出てから30年後、くたびれはて、物乞いをして、なんとか生きている関蔵は、同じく物乞いをしていた金吾と巡り会います。 二人は再会を喜び合います。この時の二人の思いはどんなものだったのでしょう。二人ともいつも思っていたのは妻のこと。金吾は思い残すことはないと首を差し出します。  
 それから四年後、関蔵は我が家に帰って来ました。家は閑散とし、 花でいっぱいだった庭は畑に変わっています。野良仕事をしていた老婆に声をかけますが、二人ともすぐにはお互いに気がつきませ ん。34年ぶりです。二人ともすっかり変わってしまいました。 二人は泣き崩れます。
 家督は叔父から息子の栄之助に移っています。関蔵の帰還を知った栄之助は、家督の返上を恐れて、息子の新一郎を使い藩内に悪い噂を流します。関蔵が帰参すれば自分たちは無職の厄介者になってしまうのです。栄之助の腹の中を悟った関蔵は、喜代の甥の只次郎を 養子にして家督を継がせるため、 帰参を願い出ます。
 家老の戸田左京との面談の帰り道、待ち伏せして斬ろうしてきた栄之助たちを一喝します。
 帰参がかない、家督を只次郎に譲った関蔵は、喜代との新しい生活を求めて、江戸へと旅立ちます。これからは誰にも邪魔されず、二人きりの人生です。江戸へ向かう道中、喜代は思いがけない話を関蔵から聞くことになるのですが…。

 あなまどいとは仲秋の季語で、漢字では穴惑いと書きます。彼岸を過ぎても冬眠の穴を見つけられず、うろうろと地上に残っている蛇のことだそうです。穴を見つけられなければ死んでしまいます。関蔵、喜代夫婦はどんな穴を見つけることができるのでしょうか。
 舞台はきちんとした大道具のない、象徴的なものです。背景やちょっとした道具で場面が変わります。関蔵役の圭史さんは、20歳くらいの青年から、放浪して髪も髭も伸び、うすきたない荒んだ姿になり、50半ば白髪頭( 江戸時代ではもうじいさんです) まで演じます。喜代役の浜名実貴さんもそうです。20歳頃から50歳過ぎまでやります。そんな時間の移り変わりをどう演じるかも見どころになるでしょう。舞台上の出来事だけでなく、演じられてはいない時間の移ろいや心の中までも、想像力を働かせて見てください。
 
 終活の前に
 
人生の終わりがけをどう生きるか定まらずうろうろしていないで、自分たちの居場所を見つけたいですね。そこで一緒に居られる誰かがいるといいですね。
 例会が終わって帰り道、夫婦手をつないで帰れたら最高です。美味しいそばでも食べに行きましょう。( 3月例会運営 小石サークル T・I)


出 演

上遠野関蔵 嵐  圭史
上遠野喜代 浜名 実貴
桑山只次郎 新村宗二郎
五助/足軽 姉川新之輔
すぎ 針谷理繪子
上遠野久作/大木臼之助 松涛喜八郎
寺田金吾 渡会 元之
金吾女房 お吉 平澤  愛
上遠野甚右衛門/上遠野栄之助 山崎辰三郎
栄之助女房 菊枝 小林 祥子
栄之助息子 新一郎 寺田 昌樹
願人坊主 村田吉次郎
戸田左京 武井  茂
戸田家用人/小島栗太郎 忠村 臣弥
中山蜂衛門/甚右衛門供のもの 石田  聡

スタッフ

原 作 乙川優三郎
脚 本 金子 義広
演 出 橋本 英治
美 術 内山  勉
照 明 石島奈津子
音 楽 小六禮次郎
効 果 小倉  潔
舞台監督 木南 正裕


関連サイト

管理人の責任でリンクしています、不都合がありましたらご連絡いただければ幸いです。

劇団前進座 http://www.zenshinza.com/

劇団前進座 公演便り http://koendayori.blog111.fc2.com/
「あなまどい」解説 http://www.zenshinza.com/stage_guide2/2012anamadoi/index.html
劇団前進座Twitter https://twitter.com/zenshinza

松涛喜八郎さんブログ unputenpu  http://tanji.blog9.fc2.com/

松涛喜八郎さんTwitter  https://twitter.com/milkypine
平澤愛さんTwitter  https://twitter.com/daikichi0923
忠村臣弥さんTwitter https://twitter.com/masaomi_123
木南正裕さんTwitter https://twitter.com/kinami421

鳴門市民劇場サイト内「あなまどい 嵐圭史さんインタビュー」
http://www.nsg1998.org/stage/2010/1009ana/interview.html


 名演ウェブ トップページに戻る

入会案内 / 名演からのお知らせ / これからの上演作品 /サイトマップ
例会運営サークル/過去の上演作品/管理人日誌/リンク集 / 名古屋演劇情報/掲示板/

最終更新日 2014/2/27
アクセスカウンター
着物買取カラコン平成着物スタイル