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名演2013年5月例会 加藤健一事務所公演 

モリー先生との火曜日
作/ミッチ・アルボム
脚色/ジェフリー・ハッチャー ミッチ・アルボム
訳/吉原豊司  演出/高瀬久男

モリー先生との火曜日 5月21日(火)6時30分
   22日(水)6時30分
        1時30分 
 
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
(名古屋市民会館中ホール)          地図
上演時間
2時間5分予定
(途中休憩15分を含む)
解説
あらすじ 
みどころ
キャスト・スタッフ
関連サイトリンク
会費 月額一般 2600円 29歳以下 2000円  
   高校生以下 1300円
入会金  一般  2900円 29歳以下 2300円    
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。  くわしい名演の入会方法はこちら
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 ミッチはスポーツライターとして活躍していた。ある日、深夜のニュース番組で、不治の病(筋委縮性側索硬化症)に冒された大学時代の恩師のモリー老教授をふと目にする。翌日、ミッチはモリー先生を訪ねる。16年ぶりに再会したモリー先生は、ミッチを温かく迎えてくれた。ミッチはモリー先生と言葉を交わすうちに自分の生き方にふと疑問を抱き始める。そして、毎週火曜日にモリー先生からの授業を受けることとなる。モリー先生の話は生きるとは、愛とは・・・。誰の心にも染み入る言葉に溢れていた。
 このお話は実話を元に書かれた作品です。今回の例会は加藤健一とその息子加藤義宗の二人芝居です。親子共演も見所の一つです。
 モリー先生が命を懸けて残した言葉が、沢山詰まった元気の出るお芝居です。
 

あらすじ

 人気スポーツライターのミッチ・アルボム(加藤義宗)は、複数の新聞やラジオ、テレピ等で活躍し、多忙なスケジュールをこなし、順風満帆の日々を駆け抜けていた。
 ある日、偶然見ていた深夜のニュース番組「ナイト・ライン」で、大学時代の恩師モリー・シュワルツ教授(加藤健一)がルー・ゲーリック病(筋委縮性側索硬化症/ ALS) という難病である事を知る。画面の向こうで語る老教授の姿に胸を打たれたミッチは、大学を卒業してから初めてモリーの自宅を訪ねる。16 年ぶりに再会したモリーは、歩行器姿で、しかし学生の頃と変わりなくミッチを迎えてくれた。
 最初は余命わずかな恩師に義理を果たすため、一度だけの訪問のつもりであったが、モリーと言葉を交わすうちに、人生の成功者であるミッチは自分自身の生き方についてふと疑問を抱き始める……。
 「君は自分自身に満足しているかい?」モリーの言葉が脳裏から離れないミッチは、再びモリーに会いに行く。容態が悪化し車椅子に座ったモリーだったが、ミッチの訪問を大歓迎する。不自由な体でー生懸命ミッチとの大切な時間を楽しむモリー先生。
 

 モリー  … 今日は火曜日だね?
 ミッチ  ええ。
 モリー  昔から火曜日は私らの日だった。授業も火曜日。研究室でのお喋りも火曜日。
 ミッチ  火曜日人間ですね、僕達。
 モリー  火曜日人間か。じゃあ、来週火曜日、また来るかい?
 ミッチ  え? ……まあ。
 モリー  え、まあ?
 ミッチ  ええ、ええ、来ます。
 モリ一  本当かい? それは嬉しい。本当に嬉しいよ……。一層のこと、毎週火曜日ってのはどうだい?

 こうして毎週火曜日、ミッチは多忙なスケジュールを調整してデトロイトからボストン行きの飛行機に乗り、モリー先生の自宅に通うようになった。そしてたった二人だけの講義が始まる。モリー先生最後の講義のテーマは、「死」「恐れ」「老い」「欲望」「結婚」「家族」「社会」「許し」「人生の意味」について…。。

みどころ
 
 モリー先生と私 山田靖子
               
 15年くらい前に、私はモリー先生と出合った。ぶらりと立ち寄った本屋さんで、その本が私を引き寄せてくれた。偶然とは思えない一瞬のひらめきによる出会いが、私に生きるための「多くの力」と、生きることは「さまざまな豊かさ」であることを、心の深い底にまで染み透るように教えてくれた。静かな境地に導いてくれた。長く辛い日々を生きていた時だった。
 ースポーツコラムニストとして活躍するミッチ・アルボムは、偶然のテレビで大学時代の恩師の姿をみかける。モリー先生は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。16年ぶりの再会。モリー先生は幸せそうだった。動かなくなった体で人とふれあうことを楽しんでいる。
「憐れむより君が抱えている問題を話してくれないか」
 モリー先生は、ミッチに毎週火曜日をくれた。死の床で行われる授業に教科書はない。テーマは「人生の意味」について       (本の解説より)ー

 モリー先生は難病に侵され、車椅子の生活をしている。が、それは何でもないこと、息をして、食事をして、排泄をして眠る、そうしたことの一環で、体が元気だった頃と全く変わらない、あるいはそれ以上の豊かさ、大きさ、深さを発信して、先生の前に座る人を元気にしてくれる。ミッチもその一人、そして私もその一人。「その一人」が、この世にどれ程いるだろう。モリー先生の一言一言に肯き、納得し自分を奮い立たせて、確かな一歩を踏み出す努力ができるようになる人が。
 日々、小さなことで思い悩むことがよくある。「いつまで古いガムを?んでいるの。そんなものさっさとすてちゃいなさい。」これは、言われる覚えのない暴言を浴びせられた私がおののいていた時に、友人が言ってくれた言葉だ。小気味良い一喝だった。自分のやったことについて、あるいは人から受けたことについて、いつまでもグズグズと思い悩み、「済んだこと」と捨てたつもりがまた心の中でくすぶりはじめたりする、我ながらあきれる厄介な感情がある。
 ミッチも懊悩を抱いていて、それに対してモリー先生は言う。
「もし君が今、何かと戦っているのなら、何かと争っているのなら、やめなさい。やめて肩の力を抜きなさい。たとえ君が百パーセント間違っていても、許してあげなさい。そうすれば戦いは終わる、争いは終わる…。私のような状態になると、誰が正しく、誰が間違っているかなどということはたいした問題じゃなくなる。全ての人、あらゆることを許しなさい」さらに「自分をも許しなさい」と。
 これで、ミッチはどれ程心が軽くなったことだろう。本を読んでいる私にも、その癒しが伝わってきた。この言葉で一生踏んばり続けられるとさえ思った。膝つき、倒れても、またこの言葉を思い出して立ち上がれると。モリー先生がミッチに話すことが、そのまま読む人の人生の指針になる。ミッチはモリーを「人生の教師」と表現しているが、モリーを求める人、迷って生きている人すべての人生に、モリーは光を灯してくれて進む方向を示してくれるはずだ。
 この本を読んだ人、そして今度のこの舞台を見た人も、モリー先生からの「生きるためのヒント」を受け取ることができると、私は確信している。死にたい程辛いことがあっても、「こういうふうに考えていけないかなあ」と言ってくれるのだ。心が路頭に迷ったら、この本を出して読もうと思う。モリー先生はミッチだけでなく、私が心の中にも微笑みながら座ってくれている。
 このモリー先生が、ミッチと一緒に5月例会に来てくれる。心理表現がものすごく巧みな加藤健一が、もちろんモリー先生、そしてミッチは名古屋初お目見えの加藤義宗。「容姿・口跡・感情表現などすべてにおいて卓越し、大物俳優への道を歩み始めた」と、かの小田島雄志氏が激賞している人だ。「とんび」ならぬ「タカのなかのタカ」が生んだ「タカ」だ。ピアノ、ギターが得意で、作曲も手がけるという。舞台で演技をしているうちに、親に感謝する気持ちが芽生えてきて「父親がやっている芝居というものが面白いんじゃないか」と思うようになったという。
 「モリー先生との火曜日」は、この親子の共演のための最高のシナリオだともいえる。最高のシナリオに最高の適役。この舞台を、一言一句聞きもらすまい。一挙手一投足も見逃すまい、と思う。


出 演

モリー・シュワルツ教授 加藤 健一
ミッチ・アルボム 加藤 義宗

スタッフ

ミッチ・アルボム
脚 色 ジェフリー・ハッチャー
ミッチ・アルボム
吉原 豊司
演 出 高瀬 久男
美 術 伊藤 雅子
照 明 古宮 俊昭
音 響 松本  昭
衣 裳 加納 豊美
ヘアメイク 馮  啓孝
音 楽 門司  肇
舞台監督 鈴木 政憲
製 作 加藤健一事務所


関連サイト

管理人の責任でリンクしています、不都合がありましたらご連絡いただければ幸いです。

加藤健一事務所 http://homepage2.nifty.com/katoken/

『モリー先生との火曜日』BACKSTAGE REPORT http://homepage2.nifty.com/katoken/86-backstage.html
加藤健一事務所Twitter https://twitter.com/katoken1980

ウィキペディア『モリー先生との火曜日』 http://ja.wikipedia.org/wiki/モリー先生との火曜日

加藤義宗さんブログ http://blog.livedoor.jp/yoshimunelog/

舞台美術 伊藤雅子さんウェブサイト http://www.masakoito.com/
衣裳 加納豊美さんウェブサイト http://www.tamabi.ac.jp/geigaku-k/kanou/index.html


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最終更新日 2013/04/16
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