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名演2013年1月例会 劇団朋友公演 

真砂女
脚本/瀬戸口郁 演出/ 西川信廣

「ゆきづりの恋にはあらず帰り花」
「かくれ喪にあやめは花を落としけり」
 恋に命を燃やし尽くした女。
銀座で女将として四十年余り生き抜いた女。
そして、恋の句の名手として幾多の賞にまで
輝いた女流俳人、そんな女の物語。

宴会泥棒 1月15日(火)6時30分
   23日(水)6時30分
   24日(水)1時30分 
 
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
(名古屋市民会館中ホール)          地図
上演時間
2時間45分予定
(途中休憩15分を含む)
解説
あらすじ 
みどころ
キャスト・スタッフ
関連サイトリンク
会費 月額一般 2600円 22歳以下 2000円  
   高校生以下 1300円
入会金  一般  2900円 22歳以下 2300円    
高校生以下 1600円
新入会の方は、会費と入会金が必要です。それ以外の入場料は必要ありません。  くわしい名演の入会方法はこちら
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 この芝居の主人公、鈴木まさ (俳号真砂女)は千葉の鴨川に、明治39年に老舗旅館の三女として生まれた。そして22歳に日本橋の靴問屋の次男と恋愛結婚する。一女(芝居に出演している文学座の本山可久子さん)に恵まれるが、夫の失踪で、鴨川に戻る。その後姉の死で、義兄と結婚させられ、旅館の女将を継ぐ。
 そして、一生の愛人となる男との出会いと、彼女の心の支えとなる俳句との出会いが待っていた。
 実家の旅館の義母、夫、義理の息子、その嫁、番頭を初めとする使用人たち。愛人とその妻、自分の娘、孫、俳句仲間たち。多彩な登場人物が舞台に現れる。
 まさは、情が深く、真っ直ぐな気性ゆえ、彼らと正面から衝突し、また激しく引かれ合う。自我を貫く、身勝手な女でありながら、彼女の姿は、深い同情や涙を誘う。それは、彼女が封建的な家制度や、男の身勝手さに翻弄された一人の女でもあったからだろう。
 お正月、一人の女の美しい生きざまに酔って下さい。そして涙して下さい。  


あらすじ

 明治39年、安房・鴨川の老舗旅館・吉田屋(現、鴨川グランドホテル)の三女として生まれた鈴木まさ(真砂女)は、天真燭漫に育ち昭和4年に22歳で日本橋の靴問屋の次男と恋愛結婚をする。娘(佳奈子) に恵まれるも、夫の失綜の故に娘を婚家に残したまま鴨川に戻される。姉の急逝により義兄と結婚させられ旅館の女将となり吉田屋を継ぐ。
 このころから友人の誘いで俳句を始めたまさは才覚を顕し、俳句の世界に没頭しながらも女将の仕事をこなしていく。そんな最中、まさは海軍士官との道ならぬ恋に家を出る。結局連れ戻されるが、そのことが後を引き吉田屋から去ることとなり、娘のところに身を寄せる。
 その後、銀座に小料理屋「卯波」を開店し、ますます俳句に情熱をそそぎこむ。そして96 歳でこの世を去るまで数々の恋の句を残したのである。

『真砂女』のみどころ!!

この芝居の主人公“鈴木真砂女”は俳人だ。彼女を知るには、俳句を詠むのが一番手っ取り早い。

 やっちゃ場や派手で陽気で天高し

 秋袷(あわせ)銀座にいのち預けたり

 千葉の鴨川で23年間老舗旅館の女将を、銀座で40年間小料理屋の女将をやった。久保田万太郎丹羽文雄といった一流の文化人から、世の憂さを晴らしにくるサラリーマンたちまで、彼女の第一の“恋人”はお客さんだったのではないか。

 かくれ喪にあやめは花を落としけり

 長き夜や日本酒一点張りの客

 彼女の人生を変えた恋人の事を詠った句だ。「長き夜…」はその男の死の前日での卯波での姿を詠んだもの。「かくれ喪…」は通夜を、会場の近くの路地で一人こっそりした事を詠んだもの。彼女のその男への激しい慕情と男の妻への配慮という相反する心を詠んでいる。

 鴨引くや人生うしろふりむくな

 羅(うすもの)や細腰にして不逞なり

 「鴨引くや…」が彼女の何があろうと、どこまでも前を向いて強く生き抜こうとする生き方が詠まれている。これが“真砂女”であり、実に実にすばらしい。

 水打って路地には路地の仁義あり

 鈴木まささんの本質はこの仁義の心にある。不本意な結婚だったが、愛された夫には深く感謝している。義理の息子(甥)に旅館を追い出されても自分の非を認め、身一つで潔く家を出る。良い母でなかった娘にどんなに苦しくても、生活の面倒をかけない。人に借りた借金は贅沢な生活は一切捨て、質素に徹し、返しきる。そして恋人の通夜には近くまで行きながら、妻の立場を重んじ参列しない、(ただ焼香だけはしている。)墓参も時間をずらしている。彼女は自我を貫いた身勝手な女だと言われるが、実は仁義を重んじる任?の女人だと思えてならない。そこが実は彼女の魅力なのだろう。


出 演

                                                 
鈴木まさ 藤 真利子
鈴木マツ 菅原チネ子
鈴木勝男 小島 敏彦
鈴木嘉男 渡辺  弘
鈴木敬子 山岸 香織
岡田慶太郎 進藤  忠
黒川喜一 山口 晴記
水木綾 水野 千夏
柘植武 谷  昌樹
柘植和子 まきのかずこ
益田 石川 惠彩
容子 今本 洋子
倉田 佐藤 俊介
佳奈子 木野しのぶ
幹男 相馬 聡廣
語り 本山可久子
編集者1 小宮山 徹
編集者2 細田知栄子
看護師 稲 有寿沙

スタッフ

脚 本 瀬戸口 郁
演出 西川 信廣
美 術 朝倉  摂
音 楽 上田  亨
照 明 磯野 眞也
音 響 黒澤 靖博
舞台監督 道場 禎一
制 作 夏川 正一


関連サイト

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劇団朋友 http://www.gekidanforyou.com/index2.html

劇団朋友Twitter https://twitter.com/gekidan_foryou
真砂女・稽古場からの〜旅日記 http://masajo.exblog.jp/

水野千夏さんTwitter https://twitter.com/taptap_chika

鈴木真砂女ミュージアム(鴨川グランドホテルサイト内) http://www.kgh.ne.jp/04/masajo/

鈴木真砂女 bot https://twitter.com/suzuki_masajo


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最終更新日 2012/12/18
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