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2020年に上演した作品

2020年1月例会 こまつ座『イヌの仇討』 作/井上ひさし 演出/東 憲司
出演/大谷亮介、彩吹真央、西山水木、ほか
1月20日(月)18時45分・21日(火)13時30分・18時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
歴史の裏に隠されたものは…赤穂浪士による吉良邸討ち入りを吉良上野介の視点から描くことで、『忠臣蔵』に秘められた話の本質が見えてきます。
世の中に出ているものだけが真実じゃない。歴史の影に隠されたものは…、赤穂浪士による吉良上野介の視点から描いた、井上版忠臣蔵。
7月例会 文学座『大空の虹を見ると私の心は躍る』 作/鄭 義信   演出/松本祐子
出演/鵜澤秀行、清水明彦、棚橋朋典、頼経明子、ほか

廃館寸前の映画館を舞台に、さまざまな人間模様がおかしくも切なく浮かびあがってきます。人間の優しさ、人生の厳しさ、その中で必ず希望を見出そうとするたくましさ、いじらしさが渾然となって大きな感動を呼ぶ、鄭義信の人間讃歌!

タイトルの『大空の虹を見ると私の心は躍る』はワーズワースの詩の一節です。辛いことを乗り越えて明日への希望を見出す、そんな思いがこの詩の中にこめられています。

7月28日(火)19時  7月29日(水)13時30分・18時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
9月例会 劇団民藝『送り火』 作/ナガイヒデミ  演出/児玉庸策
出演/日色ともゑ、仙北谷和子、塩田泰久、ほか

亡くなった家族を弔い送り出す送り火、その最後の夜に主人公の見る幻覚や妄想は、透明感のある美しい世界を描き出します。
ある集落の古家、この家に生まれ育ちながら家を守ってきた照が、認知症を発症、自分の始末を自分でつけようとケアハウスに入ることを決意します。その最後の夜、70年前に失踪して行方がわからなくなっていた照の兄圭介が当時の若さのまま現れます。そして…
人は否応なく老いる、その老いをどう受け入れ共存していくのか、現実の厳しさの中にも優しく問いかける作品です。

9月17日(木)19時  9月18日(金)13時30分 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
9月19日(土)16時 アートピアホール(名古屋市青少年文化センター)
11月例会 劇団青年座『横濱短篇ホテル』 作/マキノノゾミ 演出/宮田慶子
出演/津田真澄、横堀悦夫、野々村のん、石母田史朗、ほか

横濱の老舗のホテル、そこでの偶然の遭遇や絡み合いは毎日いろいろなドラマを生み出し、人の人生を大きく変えることもあるでしょう。
舞台では1970年から5年ごとのストーリーが展開します。それぞれが少し悲しく微笑ましく、そして心を揺さぶるお話です。その小さな宝石のようなお話たちは、一つ一つが独立しながら、最後はネックレスのように繋がっていくのです。マキノノゾミ。宮田慶子コンビの傑作!

11月30日(月)18時30分 12月1日(火)13時30分・18時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
3月延期例会 劇団東演『マクベス』 作/シェイクスピア 訳/佐藤史郎
演出/V.ベリャコーヴィッチ
出演/能登 剛、奥山美代子(文学座)、豊泉由樹緒、南保大樹、島 英臣、三代陽輔、木野雄大、星野真広、阿部航平、原野寛之、蓮池龍三(バオバブ)、奥山 浩、小泉隆弘、岸並万里子、三森伸子、上村 遥、清川翔三、藤本稜太(サードステージ)、M ・インチン(ユーゴザパト劇場)、I・スキツァン(ユーゴザパト劇場)、E ・オフチン二コフ(ユーゴザパト劇場)、A ・ナザーロフ(ユーゴザパト劇場)

シェイクスピア4 大悲劇の一つ。魔女たちの予言に操られるまま国王の座を目指し、殺裁を繰り返すマクベス。ついには国王の地位を手に入れるのだが、その先は… 鬼才ベリャコーヴィッチ最後の演出作品。
魔女の予言に囚われ翻弄された男の悲劇! 
シェイクスピア4大悲劇の一つ『マクベス』をロシアの鬼才ベリャコーヴィッチがどう演出したか?
人間の感情や情念を身体的な動きの中で表現しようとする巨匠メイエルホリドの演技法を継承。簡素な舞台装置、光と音楽のコラボレーション、そしてテンポのある俳優たちの演技で、独特で不思議な世界を醸し出します。

12月8日(火)18時30分 名古屋市芸術創造センターホール
12月14日(月)15時 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)