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2016年に上演した作品

1月例会 劇団前進座『夢千代日記』 原作/早坂暁 台本/志村智雄  演出/志村智雄、橋本英治
出演/今村文美、いまむらいづみ、渡会元之、ほか
2月1日(月)6時30分   2日(火)1時30分   2日(水)6時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)

山陰の山あい、忘れられたような町・湯の里温泉。≪はる家≫はその町の小さな置き屋である。そこには、哀しい過去や心に傷を負った女たちが肩を寄せ合うように暮らしていた。≪はる家≫の女将・夢千代はいつも自分のことより周りの事を気遣いながら生きてきたのだが、その身体は病に蝕まれていた。  その≪はる屋≫ に、記憶を失った見知らぬ男が迷い込んで来て、いつしか夢千代のいるこの町で暮らすようになる。自分の過去を今一度見直そうと思う夢千代、そして見知らぬ男の過去とは?
3月例会 俳優座劇場プロデュース『もし、終電に乗り遅れたら…』 作/アレクサンドル・ヴァムビーロフ  翻訳/宮澤俊一、五月女道子 演出/菊池 准
出演/浅野雅博、外山誠二、 逢笠恵祐、若井なおみ、ほか
3月22日(火)6時30分   23日(水)1時30分   23日(水)6時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
凍えそうな春の夜。最終電車を逃した若者二人ブスイギンとシーリワ。寒さに耐えかね一夜の宿を求めてさまよい、行き当たりばったりに訪ねたサラファーノフ家。
サラファーノフ家は、サラファーノフと娘のニーナ、息子のワーセンカの三人家族。息子のワーセンカを何とか言いくるめて入り込んだ二人は、ワーセンカに「実はブスイギンは、君の実の兄貴なんだ!」と、とんでもない出まかせを言い出す。  みんなまじめでちょっとヘン!? うそでホントの家族の喜劇。
5月例会 劇団民藝『集金旅行』 原作/井伏鱒二 脚色/吉永仁郎  演出/高橋清祐
出演/樫山文枝、西川明、箕浦康子、伊藤孝雄、ほか
5月10日(火) 6時30分 11日(水) 6時30分 12日(木)1時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)

東京荻窪のアパートの主人がぽっくり亡くなった。遺されたかなりの額の借金のため、このアパートは担保に入ってしまった。そこでこの先も住み続けたい居住者たちは一計を案じる。部屋代を踏み倒して夜逃げしていった不心得者の郷里を巡り滞納金を取り立て、借金の返済に充てようと言うのだ。
不運な役目を引き受ける羽目になった売れない小説家ヤブセマスオ氏は、同じ住人のコマツランコさんとともに、全国各地へ奇妙な集金旅行が始まった。
7月例会 文学座『セールスマンの死』 作/アーサー・ミラー 訳/酒井洋子 演出/西川信廣
出演/たかお鷹、富沢亜古、鍛冶直人、林田一高、ほか
7月12日(火)6時30分   13日(水)1時30分   13日(水)6時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
長年セールスマンを続けてきたウィリー・ローマンは、時代に取り残され、妻には内緒で借金してサラリーを渡していた。ウィリーが縋るのは、景気のいい時代。息子達が父を敬い、賞賛の言葉をかけてくれた過去の幻影しかなかった。しかし、アメリカン・ドリームを押しつけてくる父に反発する長男に寄って現実の自分を思い知らされたウィリーがとった行動とは…。
60年以上前の作品が、現代に通ずる家庭劇として描かれている。
上演時間 2時間45分予定
9月例会 劇団NLT『OH!マイママ』 作/ブリーゲル&ラゼイグ  訳/佐藤康 演出/釜紹人
出演/川端槇二、木村有里、加納健次、弓澤公望、ほか
9月8日(木)6時30分   9日(金)1時30分   9日(水)6時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
男と女、女と男、その境界線にあるものは…愛する人が一線を越えてしまったら…。ドライな笑いが特徴のフランス喜劇の中ではめずらしい母と子の情愛をベースに、荒唐無稽な人物が、夫や息子、かつての友人をも大騒動に巻き込む、大爆笑のコメディ。
11月例会 東京芸術座『蟹工船』 原作/小林多喜二 脚色/大垣肇  演出/印南貞人、川池丈司
出演/北村耕太郎、井上鉄夫、笹岡洋介、手塚政雄。ほか
11月9日(水)6時30分   10日(木)1時30分   10日(木)6時30分
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市民会館中ホール)
昭和のはじめのころ  食いつめて、“自分を売る”より仕方がなくなった男たちが函館の港に集まる。蟹工船・博光丸はボロ船で、カムサッカの荒海でメリメリと音をたてて鳴っている。漁夫達は重労働と粗悪な飯で身体を悪くした。何人もの漁夫がこの北の海で死んだ。  大時化の時も出漁命令が下される。彼らはサボをはじめ、ついに自分たちの力でストライキを起こす。しかし待っていたのは、帝国海軍による弾圧と逮捕。
彼らは「ん。もう一回だ」立ち上がった…もう一度!